529 Overloaded が意味すること
2026-10-08 時点の Claude Code 公式エラー文書によると、529 は API が一時的に容量の上限に達している状態で、利用上限ではなく、クォータにも計上されません。コードを直しても解決せず、リトライ戦略を直すと効きます。
更新日 2026-10-08
サブスクの利用枠切れや 429 が続くときは、トークン従量課金の API に切り替えて、1 つのキーで作業を続けられます。
- トークン従量課金・最新単価は /models
- カード(Visa / Mastercard / AMEX)・Apple Pay・Google Pay・暗号資産で支払い可能
- チャージ後すぐにセルフサービスで開通
4 つの要点
上流の混雑
サーバー側の容量が逼迫したときに返ります。キーの枠、パラメータ、リクエスト本文とは無関係です。
レート制限に当たっている
自分のレートや枠の上限に触れたのはこちらです。529 と 429 は対処が異なるため、同じ分岐で扱わないでください。
クライアント側で唯一有効な手段
指数バックオフ+ジッター。即座のリトライは混雑を悪化させ、レート制限にも早く当たります。
構造的な緩和
同じ作業が別の上流に流せるなら、1 社の混雑が停止を意味しなくなります。代償はモデル差の受容です。
529 と 429・503 の違い
529 はサーバー全体がいま過負荷であるという容量の問題で、通常は一時的です。429 は自分のレートや枠の上限に触れた枠の問題。503 は一般にサービス停止や保守中を指します。いずれもリクエストの記述ミスを意味しませんが、対処は異なります。529 はバックオフしてリトライ、429 は速度を落とすか上限を上げる、503 は待機してステータスページを確認。3 つを 1 つの catch にまとめるのが最もよくある誤りです。
議論が周期的に増える理由
新モデルの公開や大規模な移行があるたびに上流の容量は一時的に逼迫し、529 の話題もそれに伴って増えます。こうした波は容量増強とともに収まるのが通例ですが、締め切りを抱えている人にとって「事業者の増強を待つ」は選べる答えではありません。
切り分けの順序
ステータスコードが本当に 529 で 429 ではないことを確認します。レスポンス本文が異なるため、ログでは分けて集計してください。
事業者のステータスページを確認します。広範な障害であれば、クライアント側の変更は緩和にとどまります。
自分のリトライが混雑を増幅していないか確認します。ジッターなし、上限なし、即時再送はいずれも増幅要因です。Claude Code ならバージョン 2.1.292(2026-10-06)から、CLAUDE_CODE_OVERLOADED_RETRY_BASE_DELAY_MS で 529 リトライの基準遅延を長くできます。
リトライの前に、どのコードなのかを見分ける
確認できること
529 はサーバー側の容量混雑を示しリクエスト内容とは無関係である、という意味づけは事業者のドキュメントに明記されています。Claude Code 公式エラー文書(2026-10-08 照合)のエラー原文は API Error: Repeated 529 Overloaded errors. The API is at capacity — this is usually temporary. で、A 529 is not your usage limit and doesn't count against your quota とも書かれています。つまり 529 は利用上限ではなく、クォータにも計上されません。容量はモデルごとに管理されているため、/model で別のモデルに切り替えれば作業を続けられるとも説明されています。Claude Code の CHANGELOG には、2.1.286 から既定の設定で失敗したモデル呼び出しが送るリクエストは最大 14 回になったこと、2.1.292 で CLAUDE_CODE_OVERLOADED_RETRY_BASE_DELAY_MS が追加されたことが記載されています。ジッター付き指数バックオフは広く検証されたクライアント側の対処です。
事実として扱わないこと
「529 は事業者がヘビーユーザーを密かに絞っている」といった主張には裏付けがなく、本ページでは断定しません。529 と 429 の意味の違いは公開文書に明記されており、混同すると誤った対処を選ぶことになります。
2 つの対処
クライアント側のバックオフのみ
実装コストが低く、失敗率を明確に下げられます。ただし上流の混雑が続く間、できるのは待つことだけです。
複数の上流に流せるようにする
1 社の混雑が停止を意味しなくなります。代償はモデルごとの癖の違いを受け入れることで、どの経路にも固有の障害形態があります。
正しいリトライの書き方
要点は 3 つ。第一に固定間隔ではなく指数バックオフ。まず 1 秒、以降は倍々にします。第二にランダムなジッターを加えること。全クライアントが同じ時間だけ待つと同期したリトライの波が起き、かえって混雑が長引きます。第三に上限を設けること。リトライ回数と総待機時間の両方に上限がないと、一度の混雑でタスクキューが際限なく積み上がります。加えて、ストリーミングが途中で切れた場合は先頭から闇雲に再送せず、受信済みの内容が継続可能かをまず確認してください。Claude Code を使っている場合:公式ドキュメントによると、エラーを表示する前に一時的な失敗を指数バックオフで最大 10 回自動リトライします(2026-10-08 再確認)。バージョン 2.1.286(GitHub リリース 2026-09-30)ではリトライの数え方が変わり、changelog の原文は one limit now covers a whole model call, so with the default retry settings a failing call sends at most 14 requests です。つまり上限は 1 回のモデル呼び出し全体にかかり、既定の設定では失敗した呼び出しが送るリクエストは最大 14 回です。さらにバージョン 2.1.292(GitHub リリース 2026-10-06)で環境変数 CLAUDE_CODE_OVERLOADED_RETRY_BASE_DELAY_MS が追加されました。changelog の原文は to set a longer base delay for the backoff when retrying an overloaded (529) request で、529 リトライのバックオフの基準遅延を長く設定するためのものです。changelog にはこの変数の既定値の記載がなく、本ページでも推測しません。
QCode にできること、できないこと
できること:混雑時に同じキーで別のモデル系列へ切り替え、一つのモデルの回復を待たずに作業を続けられます。できないこと:私たちはモデルの開発元ではないため、開発元のサーバー容量は変えられません。QCode 経由のリクエストも失敗することがあります。提供できるのはモデル系列を切り替えられる選択肢であって、無障害の約束ではありません。
よくある質問
529 が返ったらリクエストのパラメータを変えるべき?
不要です。529 はリクエスト内容と無関係で、max_tokens やモデルのパラメータを変えても、プロンプトを短くしても消えません。変えるべきはリトライ戦略です。
529 と 429 で同じリトライ処理を使ってよい?
推奨しません。529 はバックオフして同じリクエストを再送すべきですが、429 は送信速度を下げるか上限を上げる必要があり、闇雲な再送は制限に当たり続けます。
どのくらい待つのが適切?
一般的には初回 1 秒、以降は倍々にし、ランダムなジッターを加え、リトライ回数と総待機時間の両方に上限を設けます。具体的な数値は許容できる遅延によります。Claude Code の場合(2026-10-08 時点の公式ドキュメントと CHANGELOG):リトライ回数は CLAUDE_CODE_MAX_RETRIES で決まり、既定は 10 です。2.1.286 からは既定の設定で失敗したモデル呼び出しが送るリクエストは最大 14 回、2.1.292 からは CLAUDE_CODE_OVERLOADED_RETRY_BASE_DELAY_MS で 529 リトライの基準遅延を長くできます。
ストリーミング中に 529 になったら?
まず受信済みの内容が使えるかを確認します。続きから書けるなら続け、無理な場合のみ全体を再送してください。闇雲な再送は課金の重複と混雑の悪化を招きます。
QCode でも 529 は起きますか?
起こり得ます。開発元側の混雑は実在し、私たちも免れません。できるのは同じ作業を別のモデル系列へ移せるようにすることで、失敗しないと約束することではありません。
多経路なら単一障害点はなくなる?
いいえ。多経路は「1 つ落ちたら停止」の確率を下げますが、経路ごとに固有の障害形態があり、ルーティング層自体も故障しえます。緩和であって解消ではありません。
情報源
ステータスコードの意味は各社の公式 API ドキュメントに従います。Claude Code のリトライ動作と CLAUDE_CODE_OVERLOADED_RETRY_BASE_DELAY_MS は、Anthropic の Claude Code CHANGELOG(2.1.286 と 2.1.292 の項目)、両バージョンの GitHub リリースページ、Claude Code のエラー文書によるもので、いずれも 2026-10-08 に取得・照合しました。本ページでは第三者による可用性のパーセンテージを意図的に引用していません。そうした数値は時間とともに変動し、参照できる権威ある独立測定がないためです。
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本ページのステータスコードの意味は各社の公式ドキュメントに従い、バージョンにより変更される可能性があります。Claude Code に関する記述は 2026-10-08 に公式 CHANGELOG とドキュメントで照合したもので、公式の記載が優先します。本ページの内容は可用性の保証ではありません。