Kimi K3 が Amazon Bedrock に:AWS 価格、明示的キャッシュ、3 つの呼び出し経路
AWS は 2026-09-18 に Moonshot の Kimi K3 を Bedrock で GA 化した。コンテキスト 1M、ネイティブ視覚、Global エンドポイントは 100 万トークン入力 $3・出力 $15、キャッシュ読み $0.30・書き込み $3.75、モデル id は moonshotai.kimi-k3。AWS の表記を、Moonshot 公式 API とアグリゲータ入口の 2 経路と並べ、同じ重みでどこが違うのか(レート制限・キャッシュ計算・運用条件)を整理する。
更新日 2026-09-20
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AWS ドキュメントの 4 つの数字
入力/出力(100 万トークン)
Bedrock モデルカードの価格表:Global CRIS 入力 $3.00・出力 $15.00、US CRIS は 1 割高い $3.30/$16.50。AWS の表であり Moonshot 定価でも QCode 料金でもない。
キャッシュ読み(100 万トークン)
同表の Global CRIS 行:キャッシュ読み $0.30、書き込み(30分) $3.75(US CRIS 行は $0.33 と $4.125)。チェックポイントは最低 1,024 トークン、保持は 30 分以上、現状 Responses と Chat Completions API のみ対応、とモデルカードに明記されている。
コンテキスト長
カードは Context window: 1M tokens。大きなリポジトリや長文書を扱う長時間タスク向け。モダリティ表は行名ではなくチェックで読む:入力は Text と Image のみが可で、Audio・Speech・Video は不可。出力は Text のみが可(Embedding・Image・Speech・Video は不可)— Bedrock 上はテキスト出力専用で、画像は入力だけ可能。
チェックポイント最小トークン数
これより短い前缀はキャッシュ化されない。既定では暗黙(自動)キャッシュが動き、明示設定すると命中率が上がって遅延とコストが減る、と AWS は書く。
K3 とは何か、Bedrock 載りで何が変わるか
AWS カードは K3 を Moonshot の「most capable open-weight model」と呼び、ネイティブ視覚+1M コンテキスト、2026-09-18 に moonshotai.kimi-k3 として GA。変わるのは重みでなく接続面:AWS の推論エンドポイントと制限、IAM と監査ログ、リージョンと CRIS 層、45 日の EOL 通知、そして AWS 側の価格表。目玉は明示的プロンプトキャッシュで、AWS は「Bedrock で明示キャッシュに対応した最初のオープンウェイトモデル」と書く。パラメータ数(2.8T など)や学習詳細は Moonshot の説明であり、AWS の表に紐づけはしない。
公開の歩み
2026-09-18:AWS What's New に《Kimi K3 by Moonshot AI is now generally available on Amazon Bedrock》。同じ日のモデルカードに価格・モダリティ・エンドポイント推奨(新規は bedrock-runtime、K3 は Chat Completions)。本ページの照合日 2026-09-20 にこのカードの版を転記しており、AWS が改定したら数字は再確認が必要。
3 つの日付
2026-09-18:AWS が Bedrock での K3 GA を告知。モデルカードは 1M、Global/US 価格、明示キャッシュ条件を並べ、モダリティ表では入力がテキストと画像のみ可、出力はテキストのみ可。
2026-09-20、本ページ照合日の QCode 側:kimi-k3 はカタログに載り、直近 30 日に課金呼び出しあり。アグリゲータ経路は仮定でなく比較対象になる。
2026-09-10 参照:Cognition の SWE-2 公開記事は「Kimi K3(2.8T)から post-train」と明記し、K3 本体のベンチマークも公表。この 2 週間、K3 は土台として頻出のモデル。
明記 vs まだ書けない
AWS が明記しているもの
2026-09-20 に取得したモデルカード基準:GA 日、モデル id、コンテキスト 1M、入力/出力/キャッシュ読/キャッシュ書の 4 価格(US の 1 割上乗せを含む)、明示キャッシュの最低 1,024 トークンと 30 分以上の保持、Responses/Chat Completions のみの制限、推奨エンドポイント、そして「少なくとも 45 天前の EOL 通知」— すべて当該モデルカード由来。
事実として書かないもの
2026-09-20 時点では「Bedrock で明示キャッシュに対応した初のオープンウェイトモデル」は AWS の言い回しで、範囲は Bedrock 内に限られ、業界一ではない。パラメータ数(2.8T)・各種ベンチ順位・「最強オープンウェイト」は Moonshot または第三者の主張。AWS の価格はリージョンと CRIS 層で動き、モデルカードは Standard の上に二つのサービス層を別に立てて Priority を Standard の 1.75 倍、Flex を 0.5 倍と表記している。企業契約、同時実行数上限、コンプライアンス領域は 本ページで未確認のため推測しない。
Bedrock とアグリゲータ入口:同じモデルで何が違うか
Amazon Bedrock(AWS 表記)
moonshotai.kimi-k3、Global $3/$15、US $3.30/$16.50、キャッシュ読 $0.30・書 $3.75。IAM・監査・リージョン選択・45 日 EOL 通知が付く反面、明示キャッシュのチェックポイント設計は自己責任。請求は AWS に落ちる。
アグリゲータ入口(QCode)
同モデル族 kimi-k3 は QCode カタログ掲載(2026-09-20 確認、直近 30 日に課金呼び出しあり)。OpenAI 互換で model id を替えるだけ、リージョン別価格も自前チェックポイントも無し。キャッシュの扱いと計上の基準は当サイトの価格ページに従い、価格とレート制限は /pricing とライブ一覧を正とする。
経路の選び方:3 つの分岐
一つ目は請求とコンプライアンスの帰属:RAG/エージェントが AWS 上で動き、データ所在や一本の請求書が要件なら Bedrock。一つの入口でモデルを横断したいならアグリゲータが運用費少ない。二つ目はキャッシュの使い方:Bedrock では長い前缀を 1,024 トークン以上のチェックポイントに整え 30 分以内に再利用して初めて $0.30 の効果がでる。魔法と思うと両経路で満額。三つ目はモダリティとエンドポイント:Bedrock の K3 は入力がテキストと画像、出力がテキストのみで、カードは「Video inputs are not supported」と明記している。Converse で複数回やる際に以前の reasoning ブロックを載せると InternalServerException になる(LangChain / Strands の既定構成が踏む)ため、AWS は OpenAI 互換の Responses / Chat Completions を推している。テキストと画像を混ぜる時は画像ブロックを前に置く推奨。
QCode 側の実際
kimi-k3 は QCode のモデルカタログに掲載(2026-09-20 確認)、直近 30 日に課金呼び出しがあり、呼び方は GPT 系列と同じく model id を差し替えるだけ。本ページでは K3 の単価を書かない — 価格、キャッシュ計算、レート制限は /pricing とライブ一覧に従う。AWS とアグリゲータを比べるには、同一の prompt テンプレートを実走してキャッシュ命中率を測り、そのうえで両方の請求書を読むこと。
よくある質問
Bedrock の K3 は Moonshot 公式 API と同じ?
同じ重み族で接続層が違う。AWS は moonshotai.kimi-k3 として価格・キャッシュ意味・制限・契約を出しており、Moonshot 自営エンドポイントと挙動も課金も同一ではない。
1M コンテキストは追加課金?
カードは 1M を context window とし、長いことの別料金は書いていない。ただし入力トークンは満額で、キャッシュに当たった分だけ読 $0.30/書 $3.75 の設計。長い前缀の再利用方法が実コストを決める。
明示キャッシュはどう使えば効く?
文書上、チェックポイント最低 1,024 トークン、保持 30 分以上、Responses と Chat Completions のみ対応。安定前缀を先、可変部を後に置かないと効かない。
K3 の得意と弱点は?
公式も第三者も長文脈の符号と視覚入力に置く。弱点は自タスクで測るしかない。参照として Cognition の 2026-09-10 表では、K3 本体は FrontierCode 1.1 Main 44.2%、Terminal-Bench 4 は 21.5% で、同じ表の Fable 5.1 が 50.9% と 55.8%。ベンダー表であり独立順位ではない。
K3 は廃止される?
AWS の当該条項は「EOL 日未定・少なくとも 45 天前に通知」。通知期間の話で、永久保証ではない。
両方同時に使える?
使える。AWS で所在と請求の一元、アグリゲータで横断比較とフォールバック、という分担は一般的。ただしレート・キャッシュ意味・ログを両者で別設定にし、同じコードが同じ挙動だと仮定しないこと。
出典
AWS What's New《Kimi K3 by Moonshot AI is now generally available on Amazon Bedrock》2026-09-18、https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/09/moonshot-ai-kimi-k3-on-amazon-bedrock/;Bedrock モデルカード《Moonshot AI — Kimi K3》https://docs.aws.amazon.com/bedrock/latest/userguide/model-card-moonshot-ai-kimi-k3.html(いずれも 2026-09-20 取得)。比較に使ったベンチマーク表は Cognition《Introducing SWE-2》2026-09-10、https://cognition.com/blog/swe-2(ベンダー表)。QCode の掲載と 30 日課金呼び出しはサイト内の照合。
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QCode 価格ガイド
アグリゲータの課金設計:公式価格×サービス料率と、キャッシュ・呼び出しの計上方法。
Amazon / Moonshot AI とは無関係。AWS 側の価格・キャッシュ条件・ライフサイクル条項は 2026-09-20 に取得した公開文書の転記で、ベンチマーク表はベンダー申告。QCode は Amazon Bedrock を提供せず、AWS の代理見積もしない。